2009年5月13日水曜日

差別

外国人の多い香港には差別はないと勝手に決めつけていたけれど、やはり、ここでも差別は存在し、根を張っている。

フィリピン、インドネシア、マレーシアから来たメイドさん方は特に差別されている。

うちのパートタイムのお手伝いさんが、
「毎回マンションのセキュリティに身分証の提示を求められ、番号をひかえられる。」
と悲しそうにボソっとこぼした。

そりゃそうだ!
香港人の友達には身分証の提示を求めることは絶対にしない。

もちろんセキュリティは大事だけど私も考えさせられた。

堰を切ったように彼女は、差別を受けたシチュエーションを教えてくれた。

友達のマンションのロビーで知らないおばさんに、
「なんでメイドが化粧して香水をつけてるの?」と聞かれ、
「この世の中であなただけがお化粧してるとおもってるの?」と言い返したこと、

前の仕事先でオフィスに座っていたら「なぜメイドのあなたがそこに座っているの?」と聞かれ、
「なぜなら私は知識があって香港永住権を持っていて、私は英語が話せるから座っているのよ」
と答えたら何も言えなくなったことなどを教えてくれた。

彼女のご主人は香港人であり、1人お嬢さんがいる。
香港には12年も住んでおり、永住権を持っている。

彼女は、「お前のかあちゃんメイドだろーー!」とよく娘がいじめられ、いつも泣いて帰ってきたことを教えてくれた。
彼女は娘に、お前に何が分かると言い返せと教え、娘にタフになることを教えたという。

彼女は私にも、「ここ香港ではさまざまな差別や嫌なこともある。でも香港が大好きよ。でもね、タフにならないと!負けちゃだめよ!」と教えてくれた。

異国で暮らすということは、タフにならなければいけない!と私に叩き込んでくれた!
ありがとうと彼女に言いたい。

タフになる!と心に誓った。負けちゃいられねぇと血が騒ぐいグー

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿