台湾が、5月中旬にジュネーブで開く年次総会へのオブザーバー参加が決まった。
台湾が年次総会に参加するのは1971年の国連脱退以来初めてとなる!
国際赤十字、パレスチナなどに続く7番目のオブザーバーであり、
台湾からは15人の代表団を送る予定で、各種の分科会にも参加できるという。
台湾の国際機関への参加を中国側が容認したというのは、私にとっては、とても驚きとともに複雑な気持ちでいっぱいだ。
名称は五輪と同じ「中華台北」。
中国は、「一つの中国」の原則を強調することで、台湾側にくぎを刺す一方、中国内部の警戒論を意識したものといえるらしい。
そして、今回参加が認められても、次回も参加できるという確信はもてない。
すべては中国が鍵を握っている。
昨年末には三通(中台間の通商、通航、通信)が実現し、今年夏から中国大陸への直行便は現在の108便から2.5倍の270便に増える。
民進党から国民党への政権交代を果たし、馬英九政権になってから、急ピッチいうより猛ダッシュで中国と歩み寄っている。
あれほど、独立派活動が活発化していた台湾がこのような道をたどっている。
台湾の人々の心中はいかなるものか。
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