2009年6月4日木曜日

思う事。

天安門事件からちょうど20年の4日夜8時より、
事件の犠牲者を追悼し、同国の民主化を求める大集会が香港中心部の公園で開かれた。
主催者の発表によると、参加者数は15万人と昨年の約3倍。
1997年の香港返還以来、最大規模の集会となった。
(時事通信 yahooニュース 最終更新:6月4日23時5分)

今日、旦那さんは同僚の数人がデモに参加するんだよ〜と
教えてくれた。
Causeway Bayに晩ご飯を食べに行く途中も、
いつもと道の様子がちがう。かなり慌ただしく、車も渋滞していた。

食事を終えて帰るときには、
たくさんの若者がデモ終了後、帰宅する姿を目にした。

こんなに身近にデモを体感することは、日本ではあまりない。

デモ終了後、多くのカメラを持った若者が楽しそうにしている姿をみて、 
東京湾の花火大会の後みたいだと思った。

香港の多くの若者が産まれる前の天安門事件に対して抗議デモを行っている姿は、
圧巻である。
集まった人々はろうそくを手に黙とうし、犠牲者の冥福を祈ったという。

日本の若者は政治には興味がなく、歴史の知識も浅い。
日本の若者が産まれる前の事件に対して抗議デモを夜に行うなんて、
絶対に考えられない。

香港人は、イギリス植民地下にあったことから、
愛国心が薄いと勝手に思っていた。移民する者も多いし。

しかし、このようなデモは毎年行われているが、
中国返還後、香港人の愛国心は確実に強まっていると思われる。

若者の多くが参加していることから、
返還後の学校教育との関係も深そうだ。

1997年を境に、香港人のアイデンティティが変化していっていることは確かだろう。

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