天安門事件の際、戦車に立ち向った男の映像をニュースで目にした。
以前にもこの映像は日本で見たことがあるが、初めて真剣にみた。
何台もの戦車を前に一人で、き然とした態度で戦車に抗議した。
彼の勇気ある行動に、驚きと感動から涙がでそうになった。
彼は両手にビニール袋を持っており、
ちょっと買い物に行った帰りに寄りましたという出で立ちであった。
私は、彼の両手の買い物袋から、
家族に「これが終わったら帰るよ!僕は共産党の脅威に屈しないし死なない」
と言っているように感じられた。
中国の民主化運動の象徴として、98年に米タイム誌に「20世紀で最も影響力のあった人物100人」に選ばれたこの男性は、天安門事件までに中国の民主化活動にかかわった形跡はなく、当時の大学生リーダーや知識人の中で彼を知る人はいなかった。その場にたまたま居合わせた普通の中国人若者の1人ではないかと推測されているという。
(産經新聞 yahooニュース 月4日21時52分 )
彼のその後がかなり気になる。
死刑になった、出所後台湾に移住した、等等うわさが飛び交っているが、
真実は分からないままだという。
彼の勇気ある行動を、私たちは絶対に忘れるべきではなく、
中国が民主化の道を歩むためにも、語り継いでいくべきだと思った。
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